Interview 参加者の経験談

白浜 美夏

「早く行きたければ一人で行け。遠くに行きたければみんなで行け。」という言葉が私を変えた。

大学生 (参加当時)

白浜 美夏さん
774第1期参加者

ー774に参加しようと思った経緯を教えてください。

当時やりたい事が迷子で、自分がいろんなことに興味がありすぎて、どれが一番いいのかなと悩んでいたんです。そんな中たまたま774を見つけて、これは直感的にやらないと後悔すると思いました。大学での私の専攻は舞台演劇なんですが、舞台演劇以外にもマーケティングだったりとか経営に興味を持ち始めていた時期でした。そこでちょうどただ座学をするだけではなく、実践が出来ることを知り、774 に興味を持ち、参加を決断しました。

特に、774のゼロから作るという点と、実際にコーチングを受けることが出来る点に惹かれました。今まで既存のものの作り直しや改善をした経験はありますが、何もない状態から作ることはなかったんです。ゼロから作ることが未経験で本当に何をやればいいかわからないけど、 ETIC.のコーディネーターやMTAの皆さんのサポートも受けながら実践をしていくので、まだ何も分からない状態でも、やってみようかなという気持ちになりました。その時の私は本当に自信が無く、まさに「名無し」だったのですが、自分がこのプログラムを通して自信を得たいと思いました。

ープログラム期間中に印象に残った出来事は何でしたか?

チームの担当コーディネーターの方に頂いた数々のアドバイスが印象に残っています。774 では始まって1ヶ月でマーケットデイがあって、その前までに一回商品を決めなきゃいけないのにメンバー全員やりたいことが多すぎて全然決まらなかったんです。チームのミーティングでも、みんなでずっと考え込んでしまって。そんな時にコーディネーターの方がミーティングに入ってアドバイスをしてくださったんです。直接答えを提示するわけではなく、道標を記してくださるような感じで、そこから「なんであんなに悩んでいたんだろう」と思うくらいスムーズにミーティングが進みました。

他にも、コーディネーターの方や MTA の方から顧客へのヒアリングを勧められて、私たちのチームは30人を超える方に商品を見せながら1対1のヒアリングをしました。外部のイベントにも出店して、私たちの商品への意見や改善点をたくさんの人に聞き、そこを直してを繰り返しました。そうすることで自分たちの商品に自信を持って売ることができるようになりました。774期間、本当に多くの人と関わって、多分チームメンバー3人だけじゃ完成できていない商品だったと思います。

ー774に参加したことで得たことはなんですか?
また、774の参加前後で自身の変化などあれば、教えてください。

774で得たことは沢山有ります。その中でも、MTAのジョンさんに言われた “Alone goes faster. A team goes further.” (早く行きたければ、一人で行け。遠くに行きたければ、みんなで行け。) という言葉が私を変えたと思います。今までは、何かをするとき、「絶対自分でやった方が早かったじゃん」と思っていたことも多かったんです。でも、774に参加して、自分のできないことをチームメンバーが補ってくれたり、自分のアイデアをチームメンバーがさらにブラッシュアップしてくれたことで、チームでひとつの商品を作って成長させて行けました。本当にチームでやることの大切さを知りましたね。

また、チーム内の心理的安全性(※)の大切さも知りました。一見自分の専攻(舞台演劇)と経営にはつながりがないように見えますが、774に参加したことで、心理的安全性の場作りという点でつながりを感じ、舞台演劇にも新たな可能性を見出すことができました。ここで発見したことを大切にして、また次のステップに踏み出せそうな気がします。
※心理的安全性:関連のある考えや感情について、ときに厳しい意見や言い出しづらいことも含め、人々が気兼ねなく発言できる雰囲気をさす。

ー774への参加を考えている方へメッセージをお願いします。

「やらない後悔をするよりも、やる後悔をする」姿勢を大切にして欲しいです。774は、最初自分が「名無し」でもやっていける上に、自分を咲かすことが出来る場だと私は思っています。もし今迷っているかたがいらっしゃったら「やらない後悔よりも、やる後悔」で、まずは一旦挑戦してみませんか。そして新たな自分の一面を発見し、また次の場に繋げてみませんか。