Interview 参加者の経験談

武尾 昭秀

自分の事業を立ち上げる
姿勢やマインドが
前向きになりました。

会社員 (参加当時)

武尾 昭秀さん
774第0期参加者

ー774に参加しようと思った経緯を教えてください。

774に参加する前、ちょうど自分で起業しようと思い、退職を決め少し時間ができた時期だったのですが、正直、起業するにあたって不安な面もありました。そのとき、774のコーディネーターの方に相談する機会があり、話を聞いて、774を通じて、チームで何かを立ち上げたり、事業立ち上げのタイミングに必要な知識や経験を積めそうで、良いトレーニングになると思い、参加を決めました。あと、最優秀チームに選出されるとバスクに行けるというのも面白そうで、決め手になりました。

しかし、全く面識の無い人たちとチームを組んで何かを生み出すことのイメージは湧いていませんでしたし、まだ自分自身の明確な商品がないため、何かを売ると言っても何をつくって売ろうかは明確ではなく、とりあえずやってみようという心構えでした。

ープログラム期間中に印象に残った出来事や、言葉は何でしたか?

”Lerning by Doing”(※)という言葉は、印象に残っていますし、身を以て知ることができました。
僕のチームは始め、食用のサソリを売ろうとしてて(笑)、話題になりそうだし、短期間で売上げを目指しているので1回でも買ってもらえたらいいか、という気持ちでした。自分でサソリを売るとは考えたこともなかったので、逆に面白いなと。

しかし、サソリバーという形で実際に売ってみると、お客さんからの反応が微妙で、お客さんにものを売る厳しさを知らされました。でも、それは、売ってみたから気づけたわけで、まさに“Learning by Doing”で、サソリはやめて違うものを売ることになりました。サソリの経験は失敗かもしれないけど、そこから得た学びは大きかった。やらずに、計画だけどんどん進めてもしょうがないし、実行したときに成功しない。
それを早い段階で実感できたことが良かったです。サソリを大量に仕入れようともしていましたからね(笑)やってみないとわからないし、実行することでようやく学びが得られる、そして、自分の経験値になる。
”Lerning by Doing”という言葉の価値を感じました。※「自分のしようとしていることがはっきりとはわからないけれども、まずはやってみる。」という意味。
計画よりも実行を重視する774の理念のひとつ。

ー774に参加したことで得たことはなんですか?
また、774の参加前後で自身の変化などあれば、教えてください。

これから自分の事業を立ち上げる姿勢やマインドが前向きになりました。計画ばかり練っていても、実際にやってみなければ、わからないことだらけ。やってみたからこそ学べることを知り、それが個人の挑戦への後押しに変わりました。

異なる個性を活かし合う方法を学べたことも良かったです。チーム作りを学ぶことができたのも、初めて会うばらばらの個性を持った3人で活動したからだと思います。

思い返してみると、774では苦しかった部分とか、悩んだ部分の方が印象が大きいですね。失敗から学ぶことの方が多くて、簡単に成功してしまっていたら、学びが得られなかったと思います。失敗して立ち上がれないくらいの大きな傷を負うんじゃなくって、小さめの失敗を早い段階からして次の経験に生かすことが大事だと実感しています。

ー774への参加を考えている方へメッセージをお願いします。

見知らぬ3人でチームを組んで、プロダクトやサービスを創る経験ができるので、チームメンバーとの関わりを通じて、新たな自分の発見にも繋がります。この場を活用して、さらにその先で、新しいことに挑戦して欲しいと思います。